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オーストラリア産はちみつ専門店ミタミタヘッダーバナー

ユーカリ豆知識

オーストラリアといえば「ユーカリ」と「コアラ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ユーカリは、山間部に生息しオーストラリアのスキー場などでよく見るスノー・ガム(Snow Gum)や、非常に乾燥した土地に生息するブラック・ボックス(Black Box)、沼地を好むスワンプ・ガム(Swamp Gum)など本当にたくさんの種類があります。オーストラリアのアイコンとも言えるユーカリについて見てみましょう。

ユーカリ色々

ユーカリの愛称

オーストラリアの植物の代名詞「ユーカリ」は、オーストラリア人の間では「ガム・トゥリー(Gum Tree)」の愛称で親しまれています。このガム・トゥリーという呼び名は、ユーカリの品種の中に木の幹からガム(粘性のある液体)のようなものを分泌するものがあることに由来します。例えばレッド・アイアンバークは、赤みがかった色のガムを分泌します。(「ユーカリの分類」欄の下、左側の写真をご覧下さい。)

ユーカリの分類

ユーカリには色々な分類の仕方があるようですが、樹皮の状態、木材の特徴、成長の仕方などをもとに、大まかに次のように分類されます。

アップル(Apple)・・・オーストラリア開拓史初期のヨーロッパからの移民が、りんごの木に似ていることから「アップル」と呼んでいたもの。
品種例: Narrow-leaved Apple

アッシュ(Ash)・・・木材がヨーロッパに生息するトネリコ(Ash)という木に似ていたために名付けられたもの。
品種例: Mountian Ash

ブラックバット(Blackbutt)・・・「butt」とは「樹木の根元」という意味。幹の下の部分の樹皮が山火事で焦げても剥がれ落ちず黒ずんだ状態のまま残っているため。
品種例: Blackbutt

ブラッドウッド(Bloodwood)・・・「血の木」を意味するブラッドウッド。樹皮の表面に赤い色をしたガムという粘性のある液体を分泌し、時に木全体がガムに覆われて血のように真っ赤に見えることがあることから名付けられたもの。ちょっと怖い名前ですね。
品種例: Yellow Bloodwood

ボックス(Box)・・・細かい繊維のような模様の樹皮に覆われたもの。ボックス類の中でも、Yellow Boxのはちみつはオーストラリア人に人気の定番はちみつです。
品種例: Grey Box

アイアン・バーク(Iron Bark)・・・樹皮が大変堅く、深い皺・亀裂が入っています。
品種例: Red Iron Bark(下の写真の一番左側のものがそうです。)

マリー(Mallee)・・・幹がいくつにも分かれた潅木。
品種例: Blue Mallee

ペパーミント(Peppermint)・・・葉から採れるオイルにペパーミントのような香りがあるもの。
品種例:Narrow-leaved Peppermint

リボン・ガム(Ribbon Gum)・・・樹皮が文字通り「リボン」のように細長く剥け、枝から下がっているタイプ。
品種例: Ribbon Gum

スクリブリー・ガム(Scribbly Gum)・・・「Scribble」とは「落書き」「走り書き」の意味で、スムーズな樹皮に体長1〜2mmの小さなスクリブリー・ガム・モス(Scribbly Gum Moth)という蛾の幼虫がつけた落書きのような模様があるのが特徴。
品種例: Northern Scribbly Gum

ストリンギーバーク(Stringybark)・・・「stringy」とは「繊維質の」という意味で、その名の通り長い繊維質の樹皮が特徴。樹皮をはがすとバリバリと繊維状の皮が取れます。
品種例: Red Stringybark(下の3つの写真の右側がレッド・ストリンギーバークです。長い繊維質の樹皮であることがお分かりいただけますでしょうか。)

樹皮とガム

ユーカリの花とガムナッツ

ユーカリは英語でEucalyptusと言いますが、これは「しっかり包まれた」という意味です。その名の通り、ユーカリの蕾は殻のようなもので覆われていますが、下の写真(上段真ん中)のように蓋のようなものがパックリ割れポロリと落ちて花が開きます。花が枯れると実が生ってその中に種が出来ますが、ユーカリの実をオーストラリア人はガムナッツ(Gum nut)と呼んでいます。ガムナッツの大きさや形も種類によって色々なものがあります。

ユーカリの開花

ユーカリの特徴と生産物

バラエティーに富んだユーカリ

ユーカリは700種類もあると言われ、スノーガムなど一部の種類を除いて成長が早く、種類によって数メートルから百メートル近くにまで成長するものがあります。樹皮も堅くごつごつとしたものからすべすべしたスムーズなものまであり、葉の形もよくお花屋さんで見かける丸い形をしたもの、槍の刃のような形のもの、細長く鎌の刃の形をしたものなど様々です。

ユーカリの葉

【強い生命力】

オーストラリアの森林では、夏になると毎年のようにどこかで山火事が発生します。ユーカリの森で火事になると、葉から発散しているオイルのために火の手があっという間にまわり、大変な惨事になることもしばしばです。火事で焼けてしまったユーカリは見るも無残な姿。葉は焼けてしまい残っているのは上から下まで真っ黒になってしまった幹だけ。それでも生命力の強いユーカリは、暫くすると木の幹からたくさんの芽を吹いて再生します。

山火事の後

【ユーカリからの贈り物】

ユーカリからは、以下のようにいろいろなものが採れます。

ユーカリオイル

オーストラリアの森を歩くと清々しいユーカリの香りがしますが、これはユーカリの葉からオイルが発散されるためです。このオイルを抽出したものがユーカリオイルで、アロマオイルとして使ったり、お掃除の時にも大活躍。様々な用途に使われており、オーストラリアの家庭では必需品です。最近ではその爽やかな香りから、日本でもアロマオイルとしても使われていますね。

木材

ユーカリは成長が早いものが多く、家具や建設用の材木として、またパルプや燃料として広く利用されています。

お茶

今、日本でユーカリ茶が人気のようですが、オーストラリアではユーカリの葉をお茶として飲むことはありません。Mitta Mitta はちみつの養蜂家エドモンズさんに、日本ではユーカリの葉で作ったお茶が流行っていることを話したら、「コアラしか消化出来ないといわれているユーカリの葉を、お茶として飲むなんてびっくり!」と本当に驚いていました。オーストラリア人にとっては身近な存在のユーカリも、お茶として飲むというのは意外なことのようです。

はちみつ

そして何と言ってもMitta Mitta にとって大切なユーカリの生産物は、美味しくて種類も豊富なはちみつです。

はちみつは全てのユーカリから採れるわけではありません。また、基本的には2年に1度開花するものが多いとされていますが、レッド・ストリンギーバークカマルーカなどは通常3年〜5年に一度しか咲かないと言われています。開花頻度は天候などによって大きく左右され、旱魃が続いたりすると10年も花を咲かせないことがあるといいます。オーストラリアではここ数年旱魃続きで、開花が不規則になっているため、定期的に同品種のはちみつを採取することは難しくなっています。

同じユーカリでもその色、風味、味わいは品種によって随分違います。風味豊かで美味しいユーカリのはちみつをお楽しみください。

ハニーコーム


参考資料:
・ASGAP(Association of Societies for Growing Australian Plants) website, 'Eucalypts - Background' (http://farrer.csu.edu.au/ASGAP/
・Department of Agriculture, Victoria, Australia, 'The Honey Flora of Victoria' 5th Edition
Department of the Environment and Heritage, Australian Government website, 'Insects - Scribbly Gum Moth (Ogmograptis Scribula)'

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