第36回 香ばしいメスマイトはちみつで作る、秋の味覚「かぼちゃのホクホク煮」
2008/09/06
皆さん、こんにちは。ミタミタ店長の岩佐です。先月後半から雨が多く、毎日すっきりとしない日が続いています。9月に入って朝晩はかなり過ごし易くなったものの、日射しはまだまだ強く、もう暫く暑い日が続きそうですね。
イエロー・ガム(ユーカリ)の蕾の蓋 (07年初秋、オーストラリア、ヴィクトリア州にて)
そうは言っても空を見上げれば雲は高くなり、少しずつ秋の気配が感じられるようになってきました。日中にもう少し涼しくなってくれれば、快適にお散歩やサイクリングなどが出来るようになりますから、本格的な秋の訪れが待ち遠しいです。そしてもう一つの秋の楽しみといえば、様々な秋の食材が次々に店頭に並ぶこと。きのこや、秋刀魚、ぶどう、梨、栗、新米、新蕎麦・・・。美味しいものばかりで、どうりで秋は太るわけです。
さて、これから旬を迎える食べ物の中で、今日はかぼちゃを使ったレシピをご紹介しましょう。かぼちゃは夏の野菜ですが、採れたてはあまり美味しくありません。熟成をさせ、かぼちゃに含まれるでんぷんが糖分に変わることによって甘みが出るので、秋から冬にかけてが、かぼちゃの美味しい季節となります。
今日のレシピは、熟成が進んで甘く美味しくなったかぼちゃの素朴な美味しさをそのまま楽しめる、とてもとてもシンプルなお料理、「かぼちゃのホクホク煮」です。はちみつは「ユーカリはちみつメスマイト」を使いました。メスマイトは、まるでメープルシロップのような香ばしい風味が特徴。かぼちゃの素朴な味にとてもよく合います。ホクホクとした美味しさを存分に味わっていただくために、少な目の煮汁でサッと煮て、最後に煮汁を全て飛ばしてしまいます。箸やすめにもいいですし、おやつ代わりにお茶を飲みながら一つふたつつまむのも好し。何だかホッとする美味しさです。
ユーカリはちみつメスマイトの香ばしい風味が、かぼちゃのほっくりとした美味しさを一層引き立ててます。
ではレシピをご説明します。
【材料】
・ 栗かぼちゃ・・・1/4個(約450g)
・ 水・・・150ml
・ 醤油・・・小さじ1/3
・ 塩・・・ひとつまみ
・ はちみつ(※)・・・大さじ2
※ はちみつは、メープルシロップやヘーゼルナッツのような香ばしさのユーカリはちみつメスマイトを使いました。
【作り方】
(1) かぼちゃは皮の部分をよく洗い、種とワタを取り除いておきます。
(2) (1)を食べ易い大きさに切ります。
(3) 残りの材料を全て鍋に入れ、(2)も入れます。落とし蓋をし、更に鍋の蓋もして中火で煮立たせます。(約2分)
(4) 煮立ったら、今度は弱めの中火で2分ほど煮て、その後更に弱火で2分煮ます。
(5) 最後に鍋の蓋と落とし蓋を取って、中火で汁気が飛ばしたら(約5分)出来上がりです。
(Recipe by Y. Iwasa.)
素朴で見た目は決して良くないけれど、ハチミツとかぼちゃの優しい味は何だかホッとします。
調味料も少なめで、かぼちゃそのものを味わうことが出来るシンプルな煮物。室温くらいに冷ましてお召し上がり下さい。また、少し変わった食べ方として、冷蔵庫で冷やしたかぼちゃの上に、マスカルポーネや砂糖などを加えずにホイップした生クリームを載せ、お好みでユーカリはちみつメスマイトをかけたものを召し上がってみて下さい。マスカルポーネや生クリームのクリーミーな味わいとホクホクしたかぼちゃのコンビネーション、なかなか乙なものですよ。栄養満点で、子供たちのおやつにも最適です。
♪♪♪Mitta Mitta からのアドバイス♪♪♪
・ かぼちゃは、ホクホクとした栗かぼちゃをお使い下さい。日本かぼちゃは水分が多く、このレシピには不向きです
このレシピに使ったハチミツは、メープルシロップやヘーゼルナッツのような香ばしさのユーカリはちみつメスマイトです。
かぼちゃやさつまいもなどと相性が良いユーカリはちみつグレー・ボックスもおすすめです。
素材の持つ美味しさを楽しむシンプルな煮物。秋を感じさせるお料理です。
「オーストラリア産ユーカリはちみつ&マヌカはちみつで楽しくお料理 ::ミタミタのはちみつレシピ::」のコーナーでは、ミタミタの蜂蜜を使った美味しいレシピをご紹介しています。過去に掲載されたミタミタはちみつのオリジナルレシピをご覧になりたい方は、「ミタミタのはちみつレシピ」アーカイブからどうぞ。
はちみつは種類によって甘さや風味が異なります。レシピ内のはちみつの分量は、ミタミタのユーカリはちみつとマヌカはちみつを使った場合の分量です。他のはちみつをお使いになる場合、特にお菓子やパンを作られる際は、はちみつの濃度や甘さに合わせて量を調節されることをお勧めします。