第38回 ミタミタ風「秋刀魚のポアレ、バルサミコ酢風味」
2008/11/11
皆さん、こんにちは。ミタミタ店長の岩佐です。11月に入り街路樹も色づき始め、街はすっかり晩秋の雰囲気。通りを歩く人たちの中には、マフラーをしたり薄手のコートを着た人たちを多く見かけるようになってきました。1週間ほど前に行った八ヶ岳では山裾の唐松が目にも鮮やかな黄金色に色づき、赤岳や阿弥陀岳山頂からは既に白く雪化粧した北アルプスや中央アルプス、南アルプスが望め、山は一足先に冬を迎えていました。
目にも鮮やかな黄金色の唐松林。(08年11月、八ヶ岳阿弥陀岳にて)
さて晩秋の山々の雪と紅葉のコントラストも素晴らしいですが、秋の楽しみと言えばやっぱり豊かな食材。秋に旬を迎える食べ物は沢山ありますが、今回は秋刀魚を使ったレシピをご紹介しましょう。久々の魚料理の登場です。
御小屋尾根登山道の松ぼっくり(08年11月、阿弥陀岳にて)
ところで秋刀魚は10月下旬から11月が最も脂がのって美味しい時期。今年は秋刀魚が大漁ということもあり、スーパーなどで手頃な価格で買い求めることが出来ます。秋刀魚というと、やはり塩焼きにして大根おろしと一緒に召し上がる方が多いと思うのですが、和風の調理法だけではなく洋風に調理してもなかなか美味しいんですよ。「秋刀魚の洋風料理というと脂っこいのでは?」という方、どうぞご心配なく。少量のエキストラバージン・オリーブオイルでサッと火を通した秋刀魚は、意外にライトな仕上がり。また、ソースはバルサミコ酢と赤ワインをベースにしていますから決してくどくなく、程よく脂がのった秋刀魚の美味しさを一層引き立てます。この素晴らしいソースには、旨味とコク、味の深みを出すためにユーカリはちみつペパーミント使っています。いつもの秋刀魚を、ちょっとおしゃれに楽しむ「秋刀魚のポアレ、バルサミコ酢風味」。早速作ってみませんか。
ユーカリはちみつペパーミント、バルサミコ酢、赤ワインで作ったソースが、程よく脂が乗った秋刀魚にぴったり。
それではレシピをご説明します。
【材料】(4人分)
・ 秋刀魚・・・2匹
・ 塩・胡椒・・・少々
<バルサミコ酢ソースの材料>
・ バルサミコ酢・・・150cc
・ 玉ねぎ・・・小1/4個分(みじん切りにしておく)
・ 固形ブイヨン(ビーフ)・・・1個
・ 赤ワイン・・・100cc
・ はちみつ(※)・・・小さじ2
・ エキストラバージン・オリーブオイル・・・小さじ1
・ 塩・胡椒・・・少々
※ はちみつは、紅茶やハーブの風味が魚料理にぴったりのユーカリはちみつペパーミントを使いました。
【作り方】
●まず、バルサミコ酢ソースを作ります●
(1) バルサミコ酢ソース材料の内、オリーブオイルと塩コショウ以外の材料を全て鍋に入れます。
(2) (1)を1/3の量になるくらいまで煮詰めます。
(3) (2)を濾して鍋に移しオリーブオイル小さじ1と塩コショウを加え軽く火にかけ、ソースと馴染ませたら火を止めます。
●秋刀魚を焼きます●
(4) 秋刀魚を三枚におろし、それぞれを3等分にします。
(5) (4)の身の部分に軽く塩コショウをします。
(6) フライパンを熱してオリーブオイルを小さじ1入れ、(5)を皮の方を下にしてフライパンに入れ、強火で1分焼きます。
(7) 皮に程良い焦げ目が付いたらひっくり返し20秒ほど焼き、アツアツを直ぐにお皿に盛り付けます。
(8) (3)のソースをかけて出来上がりです。
(Recipe by Y. Iwasa.)
このお料理の付け合わせとして、人参のグラッセのレシピもご紹介しましょう。
●人参のグラッセ●
【材料】
・ 人参・・・1本
・ はちみつ(※)・・・小さじ1
・ バター・・・10g
・ 塩・・・ひとつまみ
※ このレシピにも、ユーカリはちみつペパーミントを使いました。
【作り方】
(1) 人参を面取りして適当な大きさに切って鍋に入れ、残りの材料も加えて水をひたひたまで入れます。
(2) 蓋をせずに、強めの中火で水気が無くなるまで煮ます。最後に少し鍋を揺すりながらソースをからめて出来上がりです。
(Recipe by Y. Iwasa.)
人参のグラッセ、エリンギのソテー、春菊の茹でたものを付け合せにすれば、栄養のバランスも良いですね。
皮はこんがりカリッと香ばしく身はふっくらと焼けた秋刀魚と、はちみつのほんのりとした甘さとバルサミコ酢の程良い酸味が絶妙なソースとのコンビネーションは、魚好きも納得の美味しさ。和風のイメージが強い秋刀魚ですが、「本当にこれが秋刀魚なの?」とびっくりするくらい、秋刀魚の新しい魅力発見のお料理です。白ワインにも、そして軽めの赤ワインにもよく合う一品です。お試しあれ!
♪♪♪Mitta Mitta からのアドバイス♪♪♪
・ 秋刀魚は焼くのに殆ど時間がかかりませんから、付け合せの野菜とバルサミコ酢ソースを作った後に、調理し始めます。調理が終わったら手早くお皿に盛り付け、ソースをかけて温かいうちにお召し上がり下さい。
このレシピに使ったハチミツは、紅茶やハーブの風味が魚料理にぴったりのユーカリはちみつペパーミントです。
ユーカリはちみつレッド・ストリンギーバークもおすすめです。
いつもの秋刀魚がちょっとお洒落なお料理に早変わり。付け合せの蜂蜜風味の人参のグラッセも美味しいですよ。
「オーストラリア産ユーカリはちみつ&マヌカはちみつで楽しくお料理 ::ミタミタのはちみつレシピ::」のコーナーでは、ミタミタの蜂蜜を使った美味しいレシピをご紹介しています。過去に掲載されたミタミタはちみつのオリジナルレシピをご覧になりたい方は、「ミタミタのはちみつレシピ」アーカイブからどうぞ。
はちみつは種類によって甘さや風味が異なります。レシピ内のはちみつの分量は、ミタミタのユーカリはちみつとマヌカはちみつを使った場合の分量です。他のはちみつをお使いになる場合、特にお菓子やパンを作られる際は、はちみつの濃度や甘さに合わせて量を調節されることをお勧めします。