第46回 秋の簡単洋食、ミタミタ風「はちみつ入りビーフ・ストロガノフ」
2009/10/16
秋の簡単洋食 ミタミタ風「はちみつ入りビーフ・ストロガノフ」
こんにちは。ミタミタ店長岩佐です。10月も半ばとなり、名古屋でも朝晩は肌寒く感じるようになりました。日中でもそろそろ薄手のカーデガンが必要なくらいです。今月の連休、皆さんはどのようにして過ごされましたか?私は南アルプスの盟主北岳のバットレスから白根三山(北岳~間ノ岳~農鳥岳)を縦走してきました。期待していた紅葉は、残念ながら山頂付近では既に時期が遅すぎ、中腹から裾野にかけてはまだこれからといった感じ。きれいな紅葉と南アルプスの山々の写真を撮りたいと張り切っていたのですが、来年までお預けとなりました。
北岳山頂直下から見た朝日と、雲海の上に堂々と聳える富士山。(09年10月12日撮影 by M. Ichikawa.)
上高地の唐松(08年10月撮影。)
日一日と秋も深まり、そろそろコクのあるお肉の煮込み料理などが食べたくなる季節となりました。今日はフライパンで簡単に出来る「ビーフ・ストロガノフ」のレシピをご紹介しましょう。ビーフ・ストロガノフはご存知のようにロシアを代表する煮込み料理ですが、色々なレシピがあるようです。ただ、基本は玉葱、きのこ、牛肉をトマトで煮込み、最後にサワークリームを加えてさっと煮るということ。あとはお好きなスパイスなどを加えればOKです。本日ご紹介するミタミタのビーフ・ストロガノフは、ユーカリはちみつペパーミント入り。サワークリームはどこでも簡単に手に入るという食材ではありませんから、替わりに生クリームを使いました。トマトとサワークリームの酸味で煮込んだお肉をサッパリと食べるというのがビーフ・ストロガノフではありますが、はちみつと生クリームを使うことによってミタミタ風にアレンジしたビーフ・ストロガノフは、どちらかというと酸味を少し抑えたマイルドな仕上がりになっています。心温まるロシア料理、今晩の夕食にいかがですか?
ビーフ・ストロガノフは、手早く出来る簡単な煮込み料理。でもお味は◎!
ではレシピです。
【材料】(4~5人分)
●ビーフ・ストロガノフの材料●
・ 牛肉薄切り・・・400g
・ 小麦粉・・・大さじ3
・ はちみつ(下味用)(※)・・・小さじ1
・ バター・・・30g+10g
・ にんにく・・・3片
・ 玉葱・・・大1個
・ エリンギ・・・1パック
・ 赤ワイン・・・1/2カップ
・ トマトの缶詰・・・1個
・ コンソメ・・・1個
・ ローリエ・・・1枚
・ タイム・・・少々
・ パプリカ・・・小さじ2
・ トマトケチャップ・・・大さじ2
・ 水・・・2カップ
・ はちみつ(※)・・・大さじ2
・ 塩・・・小さじ2と1/2
・ 胡椒・・・少々
・ 生クリーム・・・カップ1/2
※ ハチミツは、お肉料理によく合う、ハーブの風味のユーカリはちみつペパーミントを使いました。
●バター・ライスの材料●
・ バター・・・10g
・ 米・・・2合
・ 玉葱・・・1/4個
・ 水・・・360cc
・ はちみつ(※)・・・小さじ2
・ パセリ・・・みじん切りにしたもの少々(飾り用)
※ ハチミツは、ハーブの風味豊かなユーカリはちみつペパーミントを使いました。
【作り方】
●ビーフ・ストロガノフの作り方●
(1) 玉葱は薄切り、にんにくはみじん切り、エリンギも3cmくらいの長さに切ってスライスしておきます。
(2) 牛肉は2~3cmくらいの幅に切り、下味用のはちみつを揉み込んだら、小麦粉をまぶしておきます。
(3) バター30gをフライパンに入れ、にんにく、玉葱、エリンギを炒め、玉葱がしんなりしてきたら、皿に取り出します。
(4) (3)のフライパン(洗いません)にバター10gを入れ、牛肉を入れて炒めます。
(5) 牛肉に程良い焦げ目がついたら、(3)をフライパンに戻し、トマトの缶詰(ホールの場合は適当な大きさに刻んで下さい)を加えて数分炒めます。
(6) 水、赤ワイン、トマトケチャップ、コンソメ、ローリエ、タイム、パプリカ、はちみつ大さじ2、塩・胡椒を加え、蓋をして30分ほど弱火で煮込みます。
(7) 生クリームを加え、更に3分ほど煮たら出来上がりです。バター・ライスと一緒に盛り付けます。
(Recipe by N. Iwasa.)
●バター・ライスの作り方●
(1) お米を洗ってざるにあけ、水を切っておきます。
(2) 玉葱をみじん切りにします。
(3) バター10gを鍋に入れ、(2)の玉葱を透き通るまで炒め、(1)のお米を加えてさっと炒めます。
(4) 分量の水とはちみつを加えて火を止め、蓋をして20分ほど浸水します。
(5) (4)を蓋をしたまま火にかけ、沸騰したら弱火にして15分炊きます。
(6) 火を止め、10分そのままにして蒸らし、その後しゃもじでさっくりと混ぜます。
(7) 小さなお碗などに(6)を入れてお皿に空け、刻んだパセリを散らしてビーフ・ストロガノフと一緒に提供します。
(Recipe by N. Iwasa.)
ロシア料理なのに特別な食材を用意する必要もなく、材料は全てスーパーで揃うものばかりです。また、お肉の煮込み料理と言うと、「オーブンがないと出来ないのでは?」「時間がかかりそう」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと厚手のフライパンがあれば比較的短時間で簡単に作ることが出来ますから、是非お試し下さい。隠し味にはちみつを使っていますが、はちみつを加えることによってトマトの酸味がやわらぎ、またコクと旨味が増します。
ビーフ・ストロガノフは冷凍してもOK。沢山作って1食分ずつ小分けにして冷凍保存しておけば、何かと便利です。もし職場のキッチンに電子レンジがあるのでしたら、秋から冬にかけてのお弁当にもぴったりですよ。
はちみつを加えることにより、コクが増しトマトの酸味も程よくまろやかに仕上がります。
♪♪♪Mitta Mitta からのアドバイス♪♪♪
ちょっと贅沢ですが、同じくハーブの風味豊かなマヌカはちみつもお勧めです。
ハーブのような風味を持つユーカリはちみつペパーミントは、お肉料理にぴったりです。
「オーストラリア産ユーカリはちみつ&マヌカはちみつで楽しくお料理 ::ミタミタのはちみつレシピ::」のコーナーでは、ミタミタの蜂蜜を使った美味しいレシピをご紹介しています。過去に掲載されたミタミタはちみつのオリジナルレシピをご覧になりたい方は、「ミタミタのはちみつレシピ」アーカイブからどうぞ。
はちみつは種類によって甘さや風味が異なります。レシピ内のはちみつの分量は、ミタミタのユーカリはちみつとマヌカはちみつを使った場合の分量です。他のはちみつをお使いになる場合、特にお菓子やパンを作られる際は、はちみつの濃度や甘さに合わせて量を調節されることをお勧めします。
・ 牛肉に小麦粉をまぶす時には、分量の小麦粉を入れたビニール袋に牛肉を入れてまぶすと小麦粉が無駄になりませんし、上手にまんべんなくまぶすことが出来ます。
・ お米は炊飯ジャーで炊いてもOKです。
このレシピに使ったハチミツは、ハーブや紅茶の風味と切れのあるサッパリとした後味が特徴の、オーストラリア産ユーカリはちみつペパーミントです。お肉料理におすすめのはちみつです。