第52回 大豆と玄米の香ばしさ。噛むほどに味が出る、ユーカリはちみつレッド・ストリンギーバーク入り「炒り大豆と玄米の炊き込みご飯」
2010/01/19
年末から冷え込みが厳しく、今年は名古屋でも雪のお正月を迎えるほどの寒さ。年が明けてからも厳しい寒さが続いています。ここ数年暖冬続きだったため、久しぶりの冬らしい(?)冬に、毎日「寒い、寒い」と言いながらも、熱燗の日本酒や焼酎のお湯割り、温かい鍋料理を楽しんだり、週末には雪山に行ったりと、冬好きの私はこの季節を満喫しています。
ミタミタはちみつのふるさとオーストラリア。イギリス風の町並みと言われるメルボルンの冬は、雪も降らず穏やかです。
さて、1月も後半に入り明日は大寒。まだまだ寒い日が続きますが、来月になれば節分、そして立春と、春はゆっくりながらも着実に近づいてきています。寒いのが苦手な皆さん、春まであともう少し。温かいはちみつ入りホットミルクや生姜湯で、元気に冬を乗り切りましょう。
メルボルンの中心地からトラム(市電)で10分ほどの所にあるポート・メルボルン。夏は、週末ともなると多くの人で賑わいます。
ところで節分と言えば「鬼は~外、福は~内」の豆まきですね。子供の頃母親にフライパンで炒ってもらった大豆を元気良く外にまき、毎年歳の数だけ食べたものですが、実は当時はさほど美味しいものとは思っていませんでした。それが、最近ではこういった素朴な味のものが大好きになり、普段から時々炒った大豆をおやつ代わりに、またお酒のおつまみとして食べるようになりました。嗜好というのは変わるものですね。
節分と言うと、ここ数年はコンビニによって関西から全国に伝わった「恵方巻き」が流行りですが、今年は豆まきで余った炒り大豆を使った滋味深い炊き込みご飯はいかがでしょう。大豆はそのまま煮たりすると特有の青臭さがありますが、炒った大豆は香ばしく、じっくりと豆の美味しさを味わえます。この香ばしい炒り大豆と一緒に炊くお米は、白米の代わりにナッツのような風味で噛むほどに味が出る玄米を使います。豆とお米の美味しさを楽しんでいただくために、味付けはかなり薄めにしてあります。また、ふっくらとツヤ良く炊き上げるために、ほんの少しはちみつを加えます。はちみつは、材料の大豆、玄米、胡麻と大変相性が良い、ユーカリはちみつレッド・ストリンギーバークを使ってみました。雑穀入りのご飯などが大好きな方でしたら、きっと気に入っていただけると思いますよ。おにぎりにするとまた格別の美味しさです。是非、あつあつの玄米茶と一緒に。
ナッティーな風味のユーカリはちみつレッド・ストリンギーバーク入り。香ばしくて何だか懐かしい味のご飯です。
おこげの部分が、これまた美味しい!
ではレシピです。
【材 料】(4人分)
・ 玄米・・・カップ2(以下全て200ccのカップです)
・ 水・・・カップ3と1/3
・ 大豆・・・カップ1/2
・ 昆布・・・幅4~5cm程度 X 長さ10cm程度のもの1本
・ 醤油・・・大さじ2/3
・ 酒・・・大さじ1
・ 塩・・・小さじ1/3
・ はちみつ(※)・・・小さじ1と1/2
・ 白胡麻・・・大さじ2
※ はちみつは、ナッツのような香ばしさと木の香り、オーストラリア産ユーカリはちみつレッド・ストリンギーバークを使いました。
【作り方】
(1) 玄米を洗い、分量の水に最低1時間浸水させます。
(2) 大豆と胡麻はフライパンで、別々に炒って冷ましておきます。
(3) 昆布を1cm角程度の大きさに切ります。
(4) 炊飯器(玄米が炊けるもの)に(1)を浸水させた水ごと、そして(2)の大豆、(3)と、胡麻以外の残りの材料全てを加え、炊き上げます。
(5) 炊き上がったご飯に(2)の炒り胡麻を加えてしゃもじでさっくりと混ぜ、お茶碗にこんもりと盛りつけます。お好みで、パラリと岩塩など良質の塩をかけてお召し上がり下さい。
(Recipe by N. Iwasa.)
このご飯に、煮魚か焼き魚、野菜がたっぷり入ったお味噌汁、そしてお漬物があれば、とってもしあわせ。
こんなご飯を食べると、「 日本人で良かった 」と思います。
炒ることによって特有の青臭さが無くなり香ばしくなった大豆と、香り高い胡麻が、玄米と本当によく合います。はちみつを加えることによってお米のツヤも増し、旨味も加わります。味付けは素材の良さを活かすために、ごくごく薄味、そしてシンプルに。噛むほどにそれぞれの素材の旨味が口の中に広がり、滋味深い味わいのごはんです。
♪♪♪Mitta Mitta からのアドバイス♪♪♪
・ お水の量はお好みで加減して下さい。上記分量ですと、かなりやわらかめに炊き上がります。炊飯器ではなく、圧力鍋を使っても勿論OKです。調理の時間は普通に玄米を炊く場合と同じにして下さい。
・ 大豆はフライパンで炒る代わりに電子レンジを使ってもOK。耐熱容器に入れ、600wで2分程度加熱して下さい。
・ この炊き込みご飯は、おにぎりにするとまた格別の美味しさです。その場合は、海苔は巻かずに良質の塩だけでお楽しみ下さい。
このレシピに使ったハチミツは、香ばしくナッティーな風味のオーストラリア産ユーカリはちみつレッド・ストリンギーバークです。
同じくナッツのような香ばしさ、オーストラリア産ユーカリはちみつメスマイトでも美味しくできます。
大豆と玄米の味を楽しむために、薄味にしてあります。良く噛むので満腹感も得られて、ダイエットにも・・・。
オーストラリア産ユーカリはちみつシュガー・ガムを使った、はちみつ入り柚子胡椒マヨネーズで食べる「ミタミタ風恵方巻き」もおすすめです。
「オーストラリア産ユーカリはちみつ&マヌカはちみつで楽しくお料理 ::ミタミタのはちみつレシピ::」のコーナーでは、ミタミタの蜂蜜を使った美味しいレシピをご紹介しています。過去に掲載されたミタミタはちみつのオリジナルレシピをご覧になりたい方は、「ミタミタのはちみつレシピ」アーカイブからどうぞ。
はちみつは種類によって甘さや風味が異なります。レシピ内のはちみつの分量は、ミタミタのユーカリはちみつとマヌカはちみつを使った場合の分量です。他のはちみつをお使いになる場合、特にお菓子やパンを作られる際は、はちみつの濃度や甘さに合わせて量を調節されることをお勧めします。