第53回 ハーブの風味、ユーカリはちみつアイアン・バークで作る「牛肉とセロリの煮物」
2010/3/24
こんにちは。ミタミタ店長岩佐です。暑さ寒さも彼岸までと言いますが、先週までポカポカ陽気だった名古屋は昨日からまた冬に逆戻り。今年は桜の開花が例年よりも早いと聞きましたが、この調子では膨らみ始めた桜の蕾も暫くは開きそうにありません。
豊田市足助町のかたくり。足助のかたくりの花は、大きくて華やかです。
先日久しぶりに河原をサイクリングしたら、手にビニールの袋を持った親子や年配のご夫婦を沢山見かけました。よく見てみると、土筆を摘んでいます。既に袋一杯の土筆を手にして、嬉しそうな顔をした子供もいます。今晩のおかずは、土筆のおひたし?それとも卵とじ?などと考えながら、土筆摘みに忙しい人たちの横を走っていきました。
ところでこの土筆、摘むのはとっても楽しいのですが、調理する前のはかま取りがなかなか大変です。それが理由なのかどうかは覚えていませんが、我が家では食卓には一度か二度しか上ったことがありません。その代わりに、春の味覚として芹は毎年必ず食べました。春になるとおにぎりを持って、母と妹たちとピクニックがてら田芹を摘みに出かけました。摘んできた芹は母が土を落として丁寧に洗い、塩茹でにして細かく刻んだものを炊きたてご飯にさっと混ぜ、香り高い芹ご飯にしてくれました。これを食べると、子供ながらにも春の訪れを感じたものです。
かわいらしい、つくしんぼたち。
この芹のように、春の野菜には香りやアクが強いものが多いですが、これらの野菜には冬の間体内に溜まった毒素を外に出してくれる働きがあるとか。スーパーでは、タラの芽やふきのとうなどの山菜、花わさび、そしてそろそろたけのこも目にするようになりました。他にも春野菜と言えば、アスパラガスや春キャベツなどがありますが、数ある春の野菜の中から今日はセロリをたっぷりと使った煮物をご紹介しましょう。
セロリは苦手な方も多いようですが、あの爽やかな香りはお肉との相性が良く、また煮込むと甘みも出てとても美味しくなります。セロリと言うと洋風のお料理をイメージしがちですが、和風の味付けで調理するのも良いものです。今回ご紹介する煮物は、あつあつご飯の上に載せて丼にしても美味。レシピに使うはちみつは、ユーカリはちみつアイアン・バークです。アイアン・バークは、ユーカリはちみつの中でもフルーティーな風味と微かにハーブの風味があるのが特徴。さっぱりとした味わいで、和風のお料理にも意外によく合います。
ハーブの風味のユーカリはちみつアイアン・バークとたっぷりのセロリで、香り豊かに仕上がります。
ではレシピです。
【材 料】(4人分)
・ 牛もも肉かたまり・・・230~250g程度のものを2つ
・ セロリ・・・4本
・ にんにく・・・3片
・ 生姜・・・小さめのもの1/2個
・ サラダ油(漬け込み用)・・・大さじ2
・ サラダ油・・・大さじ1
・ かつお出汁・・・カップ3
・ 醤油・・・1/2カップ強
・ はちみつ(※)・・・小さじ2(漬け込み用)
・ はちみつ(※)・・・大さじ3強
※ はちみつは、ハーブの風味オーストラリア産ユーカリはちみつアイアン・バークを使いました。
【作り方】
(1) 牛肉を全体にフォークで刺し、漬け込み用のはちみつとサラダ油を揉み込んだら、ビニール袋に入れて2~3時間ほど冷蔵庫に入れておきます。
(2) 生姜は千切り、にんにくはみじん切りにします。セロリは茎と葉を4cmくらいの長さに切ります。
(3) 厚手の鍋を温めサラダ油を入れ、オイルとはちみつにマリネしていた牛肉を入れて表面に焼き目をつけます。
(4) (3)に生姜とにんにくを加えてサッと炒めたら出汁と醤油を加え、分量のはちみつの内大さじ2杯分を入れて煮立てます。
(5) 煮立ったら火を弱め、45分ほど蓋をして時々肉をひっくり返しながら、肉が柔らかくなるまで煮ます。
(6) 蓋を取り、火を強めて煮汁が半分くらいになるまで煮詰め、残りのはちみつを加えて肉に煮汁をからめながら2、3分煮ます。
(7) 肉を薄く切り、セロリと煮汁と一緒に器に盛り付けます。
(Recipe by N. Iwasa.)
口の中にとろけるように柔らかいセロリが、牛肉の美味しさを一層引き立てて美味です。
煮汁をからめながら、柔らかく煮たセロリと一緒にお肉を頬張ってみて下さい。とろけるように柔らかくなったセロリの爽やかな香りと甘み、そしてお肉の旨味が口いっぱいに広がります。おかずとして、そしてお酒の肴にもぴったりです。日本酒や焼酎と合わせてどうぞ。
♪♪♪Mitta Mitta からのアドバイス♪♪♪
・ お肉は鍋に入れたら焼き目がつくまで動かさないようにしましょう。一面ずつ丁寧に焼き色をつけて、お肉の旨味を閉じ込めます。
このレシピに使ったハチミツは、ハーブの風味がお肉料理にぴったりのオーストラリア産ユーカリはちみつアイアン・バークです。
紅茶やハーブの風味、オーストラリア産ユーカリはちみつペパーミントでも美味しくできます。
煮ることによってセロリがたっぷりと食べられます。葉の部分も美味しいですよ。
はちみつは種類によって甘さや風味が異なります。レシピ内のはちみつの分量は、ミタミタのユーカリはちみつとマヌカはちみつを使った場合の分量です。他のはちみつをお使いになる場合、特にお菓子やパンを作られる際は、はちみつの濃度や甘さに合わせて量を調節されることをお勧めします。
「オーストラリア産ユーカリはちみつ&マヌカはちみつで楽しくお料理 ::ミタミタのはちみつレシピ::」のコーナーでは、ミタミタの蜂蜜を使った美味しいレシピをご紹介しています。過去に掲載されたミタミタはちみつのオリジナルレシピをご覧になりたい方は、「ミタミタのはちみつレシピ」アーカイブからどうぞ。