第14回 ホタテ貝柱と旬の野菜の温サラダ
2007/05/24
こんにちは。ミタミタ店長の岩佐です。5月も終わりに近づき、日差しも随分強くなってきました。そろそろ日焼け止め対策に、クリームだけではなく帽子や日傘も手放せなくなってきましたね。日焼けと言えば、女性は普段からきちんとケアしていらっしゃる方が多いのですが、最近は男性にも日焼けを気にされる方が増えてきたようです。紫外線が肌に良くないのは女性も男性も同じ。男性用の日焼け止めクリームなどが販売されるようになってきたのは良いことだと思います。でも日傘となると、さすがに「女性のもの」という意識があるからなのか、差している男性を見たことはまだありません。夏にジリジリと太陽が照りつける中を、毎日汗を拭きながら通勤しているビジネスマンを見ると、本当に気の毒に思います。男性も堂々と日傘がさせるようになるといいのですけれど…。
さて、そんな「頑張るビジネスマン」のお父さんたちは、昼食や夕食は外食が多くて栄養のバランスが偏りがち。6月17日(日)は父の日ですから、毎日家族のために頑張ってくれるお父さんに感謝の気持ちを込めて、栄養のバランスも良い旬の野菜とホタテの貝柱を使った温サラダを作ってあげてはいかがでしょう? 6、7月の旬の野菜といえば、翡翠のような美しい緑色をしたそら豆、そして春から今頃にかけて出回るアスパラガスがあります。どちらも初夏を思わせる緑色が美しい野菜です。今回はこのそら豆とアスパラガス、そしてホタテの貝柱を使い、おもてなし料理の前菜として出しても素敵な温サラダをご紹介します。レシピにはハーブの風味が特徴のユーカリはちみつアイアン・バークを使いました。さっぱりして甘さもまろやか、爽やかな味の蜂蜜ですから、シーフードを使ったお料理にとても良く合うんですよ。
撮影用食器協力:ノリタケ
味付けは、ホタテ、そら豆、アスパラガスの素材そのものの美味しさを味わっていただきたいので、シンプルにしています。それではレシピをご説明しましょう。
【材料】(前菜ならば4人前、メインとして出すのであれば2人前です。)
・ ホタテ貝柱(刺身用)・・・16個
・ 白ワイン・・・小さじ1
・ はちみつ(※)・・・小さじ1
・ 塩・・・少々
・ 胡椒・・・少々
・ ローズマリー・・・少々
・ そら豆・・・7~8房程度
・ アスパラガス・・・8本
・ バター・・・10g
・ オリーブオイル・・・大さじ2
・ にんにく・・・1/2片(包丁の腹で軽く叩いてつぶしておきます。)
・ バルサミコ酢・・・大さじ2
・ パルミジャーノ・レッジャーノ・・・適宜
・ ローズマリー・・・上記分量外(飾り用ですから無くてもOKです。)
※ 今回使ったハチミツは、ハーブの風味と、クセのないマイルドな甘さが特徴ののユーカリはちみつアイアン・バークです。
【作り方】
(1) ホタテ貝柱に分量のはちみつを手で揉みこみます。
(2) (1)に白ワインを振りかけ、ローズマリーを一つまみ加えてサッと混ぜておきます。
(3) そら豆は房から出して直ぐに3~4分塩茹でし、薄皮を取っておきます。
(4) アスパラガスは下の硬い部分を切り落とし、半分の長さに切ってから縦割りにしたものを、硬めにサッと塩茹でします。
(5) フライパンに分量のオリーブオイルの半分を入れ、にんにくを入れて中火~弱火でオイルに香りを移します。にんにくを取り出したら(3)と(4)を入れて軽く塩、胡椒をし、手早く炒めます。(炒めるというより、ガーリック・オイルを絡めるという感じです。) 炒めた野菜は銘々の皿に取り分けます。
(6) 熱したフライパンに残りのオイル、バターを入れ、(1)のホタテの両面を焼きます。刺身用ですから、外側に焼き色がつく程度でOKです。
(7) (6)にバルサミコ酢を加えてホタテに手早く絡め、熱いうちに野菜の上に盛り付けます。
(8) パルミジャーノ・レッジャーノを薄く削ったものと飾りのローズマリーを載せて出来上がりです。
(Recipe by N. Iwasa.)
撮影用食器協力:ノリタケ
簡単な料理ですが、シンプルな調理法なので素材の味が活きます。また、ホタテにはちみつを使っていますから生臭さが消え、風味・旨味が増して一層美味しくなります。お酒を合わせるならば、今の時期は辛口のスパークリングワインがおすすめです。
♪Mitta Mitta からのアドバイス♪
- アイアン・バークは結晶化しやすいのが特徴ですが、結晶化したものでも融かさずそのままホタテに揉み込んで下さい。暫くするとホタテに馴染みます。
- そら豆は鞘から出すとどんどん硬くなりますから、、鞘に入ったままのものを購入されることをおすすめします。
このレシピに使ったハチミツは、ユーカリはちみつのアイアン・バークです。
撮影用食器協力:ノリタケ
はちみつは種類によって甘さや風味が異なります。レシピ内のはちみつの分量は、ミタミタのユーカリはちみつとマヌカはちみつを使った場合の分量です。他のはちみつをお使いになる場合、特にお菓子やパンを作られる際は、はちみつの濃度や甘さに合わせて量を調節されることをお勧めします。
「オーストラリア産ユーカリはちみつ&マヌカはちみつで楽しくお料理 ::ミタミタのはちみつレシピ::」のコーナーでは、ミタミタの蜂蜜を使った美味しいレシピをご紹介しています。過去に掲載されたミタミタはちみつのオリジナルレシピをご覧になりたい方は、「ミタミタのはちみつレシピ」アーカイブからどうぞ。