第21回 スプリング・ラム、はちみつマスタードのグリル
2007/11/16
こんにちは。ミタミタ店長の岩佐です。ついこの間まで日中は汗ばむほどの気候だったのに、11月に入って急に秋らしくなりましたね。朝夕はコートやマフラーが必要なくらい寒くなってきました。
オーストラリアの国花ワトル。春に黄色の可愛らしい花を咲かせます。
ところ変わってオーストラリアは今春たけなわ。気温も上昇中で、ここ数日は25℃くらいの陽気が続いているようです。私が17年間住んでいたメルボルンは、「春」と言えば競馬のレース「メルボルン・カップ」が有名。毎年11月の第1火曜日に開催され、この日はメルボルンの都市圏は祝日となっています。競馬のために祝日になるなんて、世界広しと言えどもメルボルンだけかも知れませんね。1861年から続いているこの競馬のレースは、第1次、第2次大戦中も休むことなく開催され、メルボルンの人たちにとって大切な社交の場ともなっています。メルボルン・カップの前後にはあちこちの競馬場でレースが開催され、レースを観戦する女性たちは思い思いに美しく着飾ってファッションを競います。華やかにドレスアップした女性たちを見て、メルボルンの春の訪れを感じたものです。
さて、オーストラリアで春と言えば「スプリング・ラム」、春に生まれた子羊のお肉ですね。オーストラリア人は、ローストやバーベキューにラム肉をよく食べます。特にラム肉のローストはオーストラリアのご馳走の一つ。お客様のおもてなし料理としてよく登場するお料理ですが、ここ数年続いている旱魃の影響から最近では生産量が減っており値段も上がってしまったため、これまでのように気軽に購入出来なくなってしまったそうです。
ところでラム肉は日本でもダイエットに良いということで今人気の食品ですね。そのお陰で、以前はお肉の専門店などに行かなければ買えなかったのですが、今はスーパーで手軽に買えるようになりました。ただ、調理法がいまひとつ分からないという方もいらっしゃるのでは?今日の「はちみつを使ったアイデアいろいろ!」では、そんな方にお薦めのレシピ「スプリング・ラム、はちみつマスタードのグリル」をご紹介しましょう。このレシピには、ハーブの風味とすっきりとした甘味のはちみつ、ミタミタのユーカリはちみつペパーミントを使います。
撮影用食器協力:ノリタケ
それではレシピをご説明しましょう。
【材料】(2人分)
・ ラム肉・・・6本 (骨付きロース)
・ 粒入りマスタード・・大さじ3杯
・ はちみつ(※)・・・大さじ1杯半
※ 今回使ったハチミツは、ユーカリはちみつペパーミントです。ハーブの風味がラム肉の美味しさを引き立てます。
【作り方】
(1) マスタードとはちみつをよく混ぜます。
(2) (1)をラム肉の両面に塗り、5分ほどおきます。
(3) 魚焼きグリルを温め、(2)を並べて中火で両面合わせて8~10分ほど焼きます。マスタードの表面がカリッとなっていたらOKです。
(Recipe by N. Iwasa.)
撮影用食器協力:ノリタケ
さあ、いかがでしょう?お料理と言うにはあまりにも簡単ですが、良いラム肉が手に入った時にはこのようなシンプルな食べ方が一番だと思います。表面がカリッとなって香ばしいはちみつマスタードと、柔らかくジューシーなラム肉のハーモニー。付け合せには、ルッコラとパルミジャーノ・レッジャーノをバルサミコ酢とエクストラバージン・オリーブオイルでさっと和えたサラダをお薦めします。赤ワインと一緒にお楽しみいただきたい一品です。
♪Mitta Mitta からのアドバイス♪
- ラム肉は柔らかいので焼き方はウェルダンでもOKですが、中がほんのりピンクになる程度が一番美味しい焼き加減です。ご家庭でお使いのグリルによって焼き加減が変わってきますから、各ご家庭で焼き時間は調節して下さいね。
このレシピに使ったハチミツは、ユーカリはちみつペパーミントです。ハーブの風味とすっきりとした甘みが、ラム肉の味を引き立てます。
このレシピには、ユーカリはちみつアイアン・バークもお薦めです。
撮影用食器協力:ノリタケ
「オーストラリア産ユーカリはちみつ&マヌカはちみつで楽しくお料理 ::ミタミタのはちみつレシピ::」のコーナーでは、ミタミタの蜂蜜を使った美味しいレシピをご紹介しています。過去に掲載されたミタミタはちみつのオリジナルレシピをご覧になりたい方は、「ミタミタのはちみつレシピ」アーカイブからどうぞ。
はちみつは種類によって甘さや風味が異なります。レシピ内のはちみつの分量は、ミタミタのユーカリはちみつとマヌカはちみつを使った場合の分量です。他のはちみつをお使いになる場合、特にお菓子やパンを作られる際は、はちみつの濃度や甘さに合わせて量を調節されることをお勧めします。